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文化財の保護・再現のための、3Dスキャンと
鋳造による造形を意識したデータ処理

​福岡県英彦山神宮にある「不動明王立像」、国指定重要文化財「彦山三所権現御正体」の再現に協力しました。

「彦山三所権現御正体」の3Dスキャンを行い、鋳造用の鋳型を作るための型を製作しました。

スキャンデータに以下の2つの処理をし、石膏の3Dプリンターで出力しました。

  1) 鋳型の製作に十分な強度を得るために、裏側にリブを付加。

  2) 鋳造後に磨き取られる分を考慮し、0.2mmほど外側に面をオフセット。

3Dプリント後の石膏型をもう1度スキャンし、オリジナルのスキャンデータと比較することで、

​誤差の測定を行い、データの正確さを確認しました。

・使用機器:Next Engine(光学式3Dスキャナー)

​・使用ソフトウェア:Meshmixer,Rapidform

関連リンク

●文化遺産データベース>彦山三所権現御正体

http://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/166195

●英彦山御神体再制作プロジェクト(依頼をくださった知足先生のホームページ)

http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/frame.html

●英彦山神宮ホームページ>2016年11月3日 護摩焚き

http://hikosanjingu.or.jp/news/?p=1585

石膏型製作の流れ
3Dスキャン方法
3Dスキャン結果
データ処理1
データ処理2
誤差計測
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