こんにちは、かわちゃんです。
THETAでオリジナルのレンダリング背景を作ろうとしている方のために、
ここでは、カスタム環境やHDRI形式の説明をしています。
レンダリングをするときに、[シーンの設定]>[設定]で
[背景]>[ソリッド]or[環境]が選べるようになっています。
[ソリッド]を選ぶと、背景は設定色1色になります。
[環境]を選ぶと、HDRI形式の画像を背景にすることができます!
[シーンの設定]>[環境ライブラリ]を見てみると、
色々な背景を選択することができます。
もともと入っているFusion 360 ライブラリの中にも数種類の背景が用意されていますが、
ここの一番下の[カスタム環境をアタッチ]を選択すると、ファイル選択画面が開き、
自分で撮影した画像を背景に適用することが可能になります!!
しかし、適当にカメラで撮った画像が使えるわけではありません。
Fusion 360のレンダリングで使えるのは
HDRI(High Dinamic Range Image)形式の画像です。
360°グルッと撮影された画像が、縦横1:2の四角い状態に変換された画像が使えます。
こんな感じの画像。
縦横比が1:2、色情報は32ビットで、普段使っているJPEG形式やPING形式と比べると、
ファイルサイズが大きいなあ・・・って感じの形式です。
High Dinamic Range Image形式という名前の通り、色情報の範囲が広いのが特徴です。
というのも、HDRIは露光量を変えて撮った複数枚の写真を合成して作るからです。
↑このように露光量違いの画像を合成することで、1回撮るだけでは
白飛びした明るすぎる部分や、黒く潰れてしまう部分も色や光の情報が持てます。
レンダリングに必要な光の情報が含まれているのが、HDRI形式の画像ということなんです。
0. カスタム背景って何? HDRIって何?